MAR.03様インタビュー
個性を上品に引き立てる
『MAR.03』ジュエリーが魅せるデザイン力とは
多くの人を魅了し、国境や性別を超えて愛されるジュエリーブランド『MAR.03(マー・スリー)』。
グローバルな視点を持ち、ジュエリーを通して”自己表現”を追求するデザイナー・MinSeo Park様。洗練されたデザインの一つひとつには、個性を引き立てる工夫と、身につける人の感性を大切にする思いが込められています。
ジュエリーを通して自分を知り、日常に彩りを添えるMAR.03のジュエリー。世界観と惹き込まれるデザインの魅力の奥には、どんな想いが込められているのか。
今回は、まさに人生そのものがデザインであるPark様に、MAR.03の魅力を深く探りました。

―まずはジュエリーブランドを立ち上げた理由からお伺いしたいです。元々ジュエリーに携わるお仕事をされていたのでしょうか?
【Park様(以下敬称略)】ジュエリーブランドを立ち上げる前は、洋服のデザイナーを仕事としていました。洋服はトレンドや流行の移り変わりが早く、変化の速さを強く感じていた中で、ジュエリーには時間が経つほど価値が増すという魅力に気づきました。トレンドに左右されないその“変わらない美しさ”に惹かれ、ジュエリーブランドを立ち上げることを決めました。
―”変わらない美しさ”を追求しているジュエリー。洗練されたデザインのジュエリーにはこんな想いも込められていたのですね。MAR.03というブランド名の由来は何でしょうか?
【Park】多くのデザイナーズブランドが自身の名前で展開する中、僕は自分の誕生日で展開しようと思いました。自分の価値観やアイデンティティーを最も大切にしたいという想いも込めています。全ての人がそれぞれの誕生日を持つように「自分だけの個性やアイデンティティーを表現できるジュエリーであってほしい」という想いも込めてMAR.03というブランド名にしました。
―素敵なブランド名の由来を伺いましたが、元々デザインというお仕事に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?
【Park】中学生の頃からおしゃれをしたり流行を取り入れたりすることに楽しさを感じていました。周りにいた友人もおしゃれな方が多かったこともあり、自然とファッションに興味を持ちました。そして徐々に、ファッションについてもっと勉強をしてみたいという思いが芽生え今に至ります。
韓国の大学へ進学してからはファッションを専攻し、その後アパレルおよびデザインの勉強のため日本へ留学に来ました。デザインの勉強を始めてから、自分で着る洋服は自分でデザインし作るようになりました。学んでいくうちにさらに強く興味が沸き、”デザインして何かを作ることの楽しさ”を実感するようになりました。
―好きを仕事にされることは簡単なようでなかなかできないことだなと思いますが、子どもの頃からずっとファッションがお好きで、今もお仕事にされていること。素晴らしいことだなと思います。
近年、韓国の洋服ブランドが日本でも人気で憧れを持つ方も多いと思いますがその中で、なぜ日本で学ぶことを選ばれたのでしょうか?
【Park】ありがとうございます。当時、洋服の勉強をしていた20歳の頃、アンダーカバーやナンバーナインなどの日本人デザイナーに憧れを抱いていました。また、日本のファッションスタイルが世界的にも注目されていたこともあり、日本で学びたいと思ったのがきっかけです。
韓国のファッションはトレンドや流行に敏感で、変化が早い印象があります。一方で日本はどちらかというと、物を長く大切に使うという考え方も根付いていると感じました。そのような背景から、同じファッション業界でもマーケットや文化の違いを実感しています。
―グローバルでご活躍されているからこそ感じる視点ですね。ジュエリーブランドを立ち上げた中でもsv925(silver)や天然石の素材をメインにしようと思った理由などはありますか?
【Park】sv925はさまざまな表現ができる素材で、MAR.03の都会的なイメージにもマッチすると感じ、sv925をメインに使用しています。MAR.03はどちらかというとファッションジュエリーに近いイメージのブランドです。ずっと愛用していると傷がついたり色合いに深みも増しますが、経年劣化を楽しめる点もsv925の魅力です。天然石についてですが、ブランドイメージのひとつとしてシックな印象のONYXを選びました。また、天然石の中でも強度がある点もオニキス使う理由の一つです。

―女性も男性もデイリーに使えるデザインが特徴的だなと感じています。どのようにデザインは考えているのでしょうか?
【Park】MAR.03ではほとんどのアイテムを、ユニセックスで展開しています。多くのジュエリ―ブランドでは女性が特別な日に身につける特別なものというイメージがあるように感じます。
それももちろん素晴らしいジュエリーの持つ魅力ですが、日常でいつでも楽しめるファッションジュエリ―ブランドを作ってみたら面白そうだなと思ったことも、MAR.03を立ち上げたきっかけです。
僕は海外のジュエリーブランドもとても魅力に感じることも多く、グローバルな視点も構想に入れながら、日本で勉強したアパレルのデザインも参考に個性を楽しめるジュエリーとして、デザインに落とし込んでいます。

―確立されたデザイン性には、いままで重ねてこられた経験も深く影響しているのだなと感銘を受けました。ジュエリーを制作するうえで、こだわっている部分はありますか?
【Park】デザインのオリジナリティや素材の表現の仕方にこだわっています。MAR.03だけのディティールやデザイン性を一番に意識しながら、考えています。ブランドのシグネチャーとなっているパンチング加工のデザインは、洋服制作の経験をもとに生まれたデザインです。
洋服には様々な素材の中から多様な表現ができますが、一方でジュエリーは素材自体も限られています。その限られた素材の中で、新しい視点や表現を具体化させるにはどうしたらいいのだろうかと、と常に考えています。そんな中、sv925の素材の中を空洞にしてみたり、穴をあけたりしたことがきっかけで、パンチングシリーズのデザインが生まれました。
またデザイン時には、ジュエリー単体での完全な綺麗さを求めるより、これを着用したらどう個性が引き立たせられるかな、ということを考えていますね。
こだわりを持って作り出したデザインをきっかけに、ブランドを沢山のお客様に知ってもらえたらと思っています。そして、多くのお客様にご着用いただき、MAR.03のジュエリーを成長させていきたいと思っています。

―限られた素材の中、着用することで個性を出すことを常に考えデザインされたジュエリー、改めて素敵だと感じました。商品自体に込めている想いはありますか?
【Park】ジュエリーは、自分自身を表現するひとつの方法だと思っています。身につけることで、「自分はどういう人なのか」「これをつけたらどんな自分になれるのか」を想像できるのがMAR.03のジュエリー。さらに、そこにブランドの持つイメージも重なり合い、一つの世界観としてつながるようブランディングしています。
―お客様の個性も大切にされているジュエリーブランド、非常に魅力も感じていますし、どんな自分を知ることができるのか着用してみたくなります。流行がお好きだった頃もあったとのことですが、個性を大切にしたいと思ったきっかけはございますか?
【Park】学生の頃や若い頃は流行を追いかけ、芸能人が身に着けているものが欲しくなる、そんな頃もありました。30代になってから「自分はどういう人間なのだろうか」と考えることが自然と増えまして。
そこから自分らしさ・自分に似合う洋服やジュエリーを選ぶようになり、自分自身の個性を引き立たせることができるジュエリーブランドをスタートさせました。
”流行ではなく、自分の想いを大切にしてほしい” そんな想いを込めてジュエリーを作り、お客様にお届けをしています。

―「自分らしさの追求」人生のテーマでもあるなと感じます。MAR.03のジュエリーを身につけたお客様にどんなことを感じてほしいでしょうか?
【Park】自分を出すことに自信を持てたり、堂々と個性を楽しめる。そんな風に感じていただけたらと思います。ご自身の存在を上品に引き立てる、寄り添うジュエリーになれていたら嬉しいです。
―お守りのような存在でもありますね。ご自身にとってMAR.03はどんな存在でしょうか?
【Park】単純におしゃれだからとか、誰かに見せるためのものでもなく、自分自身の感覚を静かに表現できるもの。僕にとってそんな大切な存在です。

―ジュエリーを身つけて完成する、自分の個性。とても深いお話を伺えていますが、ご自身では自分に合うジュエリーはどのように探していますか?
【Park】気分によって探すことも実は多いです。おおぶりなものを身に着けたいときもあれば、華奢なものが気になるときもあるように、MAR.03のジュエリーをデザインするときは感覚そのものを大切にしています。ひとつのデザインに限らず、さまざまなジュエリーを着けながら楽しむことも大切に。
MAR.03はどちらかというとメンズライクですが、曲線のような柔らかなデザインも華奢なものが作りたいときもあります。MAR.03とは完全に逆のもの、自分には作れないデザインのジュエリーを見て様々なジュエリーを身に着けインスピレーションを受けています。
そんな中で感覚的に自分と合うデザインをこれからも探求したいと思っています。

―ジュエリーを通して自分を知る。デザインの奥深さも感じます。5年後10年後はどのようなブランドになりたいでしょうか?
【Park】ファッションジュエリーなどさまざまなラインナップを通し、ブランドそのものを大きく拡大していきたいです。ジュエリーだけではなくアパレルでの経験を活かし洋服製作も視野に考えています。まだ未定ですが、全体的なファッションブランドとして、もっと大きく成長していきたい。オブジェといったアート作品の制作にも挑戦して、いろいろな表現ができるデザイナーとして、活動の幅を広げたいと思っています。
―経験も常にデザインに表現されているんだなと、とても惹き込まれました。MAR.03の今後がとても楽しみです! ラインナップの中で、おすすめのレイヤー着けを教えてください。
【Park】シンプルかつ華奢なネックレスやリング、ブレスレットであれば、お客様がすでにお持ちのジュエリーとの馴染みは良いので、さまざまなレイヤー付けをお楽しみいただけます。
またMAR.03のアイコンであるパンチングシリーズは、単体だけでも存在感が引き立ちます。そのためたくさんレイヤー付けをするより、余白を意識して身に着けてほしいな、と思います。

―MAR.03のジュエリーはデザインが幅広いので、日常使いとしてもいろいろなコーディネートを楽しめますね。デザイナーさんとしてこんなジュエリーを身に着けていたら、特に素敵だなと思うジュエリーはありますか?
【Park】全体的にMAR.03のデザインはマニッシュな感じなので、あえてボリュームがあるデザインのものを身に着けていると「かっこいいなあ」と思ったりしますね。
―とくにSodalite Signet Ring No.2 の程よい存在感があり目を惹きます。おすすめのラインナップはありますか?
【Park】ネックレスは評判が良く、お客様からの反応が良いですね。とくにMAR.03 Twist Necklaceは、ユニセックスとして女性だけではなく男性のお客様にもお選びいただいております。
―ジュエリーは個性を出すためにとても重要なキーアイテムであることや、ブランドの深い部分のお話を伺うことができました。最後にお客様へ一言をお願いいたします。
【Park】いつもご愛用いただき、誠にありがとうございます。
MAR.03のジュエリーは、特別な日のためだけのものではなく、毎日のお洋服やその日の気分に自然と馴染むよう制作しております。ぜひ日々の中で、ご自身の個性を大事にしながら、さりげないアクセントとしてお楽しみください。
当店スタッフのお気に入り、おすすめ商品を聞いてみました。
【小林】新作のインフィニティシリーズがとても気になっています。The EACH Shopでも4月以降を目処にお取り扱いをいただけるジュエリーです。シンプルなかにも存在感のある、洗練されたシリーズです。
【松澤】Onyx Signet Ring No.2です。オニキスの深い黒とシルバーのバランスがとても可愛い存在感のあるリングです。ボリュームがコーディネートの主役になります。
【小松】MAR.03のシグネチャーともいえるパンチング加工を施したPina Single Ringです。クールでありながらユニークなデザインがとても好みです。 肌なじみもよく着け心地も抜群です。